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価値あるコミュニケーションを実現する近未来のソリューション
富士ゼロックス
4月16日に行われた最終発表会の様子をお届けします
本プロジェクトでは、「価値あるコミュニケーションを実現する近未来のソリューション」というテーマで2015/12/9(水)からスタートしました。
皆様から多くの応募があり、最終的に100件以上コンセプト投稿されました。その中から、最終発表会では、事前審査やユーザー投票によって選ばれた個性あふれる11個のコンセプトのプレゼンテーションが行われました!
まずは開会式の様子からお伝えします。
▲会場全体:当日は100名近くの方々が参加!写真では伝わりににくいのですが、熱気と緊張感に包まれた素敵な雰囲気でした!
▲開会式挨拶:トップガンの曲で登場した、馬場さん(富士ゼロックス)による本プロジェクトにかける熱い想いからスタート!
▲概要説明:本プロジェクトリーダーによる大川さん(富士ゼロックス)から今回の取り組みの意義について語ってもらいました。
▲司会進行の紹介:最終発表会にて渡辺さん(富士ゼロックス)に進行役を務めてもらい、元気かつスムーズな進行で会場を盛り上げてもらいました!
プレゼンテーション
気になるプレゼンテーションの順番は、直前のクジ引きで決定しました!形式としては、1コンセプトあたり、発表時間5分、会場からのQ&A5分の計10分で行いました。会場にいるオーディエンスの方々からは、商品の市場性についてや、ターゲットユーザー等、鋭い質問が飛んでいました。
オーディエンスによる投票
富士ゼロックス社員を含む会場に参加した全ての人に、各人1票ずつ持ってもらい、自分が気に入ったコンセプトの投票箱に入れてもらいました。
どのプレゼンテーションも素晴らしかったので、大変に悩んでいる方も多くいました。
小川先生による基調講演
運営スタッフが、投票結果を集計している間に、「大手企業がオープンイノベーションを有効活用するには」とタイトルで、神戸大学大学院経営学研究科教授である小川進先生に講演していただきました!Wemakeと関わりが深い、ユーザーイノベーションという領域において世界的な研究者であります。
受賞式の様子
いよいよ、クライマックスです!
最優秀、優秀賞については、2016/4/1(金)-4/3(日) の期間で行われた最終投票及び、今回のオーディエンスからの投票によって、選出されました!。
最優秀賞 :アイディア発想をサポートするfacilitation communicator 【ROX】
優秀賞 :CO-PO 地域にいきる人と地域を訪れる人をつなぐ電子ポスト
特別賞 :「待合せコミュニケーション」システムです。方向音痴の人でも、待ち合わせで迷わなくなります。
特別賞 :スタンプ型ハンディスキャナプリンタ
詳細は こちら をご覧ください。
本発表会に参加してくださった役員の方から、受賞したコンセプトそれぞれに対して、コメント及び賞金の授与が行われました。
集合写真
登壇者の方々、オーディエンス、そして富士ゼロックス社員合わせての集合写真です。
最後は、Wemakeの”W”のポーズを皆さんに決めてもらいました!
富士ゼロックス
富士ゼロックスは創業以来培ってきた「紙の情報を複写する」というビジネスからの進化を図り、お客様がより効果的、効率的に価値創造するためのコミュニケーションを支援する企業として、お客様の経営課題の解決に貢献するソリューション&サービスの提供を進めています。
未来のコミュニケーションを発想するワークショップ参加レポート
12/20(日)、12/21(月)の2日間でワークショップ「2025年のコミュニケーションをデザインするアイデアワークショップ」が開催されました。
このワークショップは富士ゼロックス主催のWemakeプロジェクト「価値あるコミュニケーションを実現する近未来のソリューション」の一環で、グループワークを通して"未来の価値あるコミュニケーション"を発想するものでした。
本記事はそのレポートになります。
▲会場は六本木にある富士ゼロックスフューチャーセンター
ファシリテーターの島田拓弥氏は、富士ゼロックスでソリューションの企画やサポートを担当する傍ら、
オープンイノベーションを活用した新規ビジネス企画にも取り組んでおられます。上級BBQインストラクターといった一面もあり、ぜひ一緒にBBQをやってみたいです。
▲ファシリテーターの島田さん
当日は約50人の「コミュニケーション」や「富士ゼロックス」、「共創」に興味を持った方が集まり、富士ゼロックスの開発職や営業職の方などを交えてアイデアソンを行いました。アイデア出しとブレストを短時間で行い、ものすごい勢いでアイデアが生まれていました。
1. 1人ブレスト
まずは、今回のテーマ「2025年に思わず体験したくなるコミュニケーション」に対して「何と」「どんな環境で」「どんな風に」コミュニケーションしたいかを列挙し、ストーリー化していきました。
例えば筆者は「ローカルなお店と」「外で」「適切なタイミングで」コミュニケーションしたいとして、
『休日に散歩しているときに「近くのパン屋さんで焼きたてのクロワッサンが棚に並んだよ」とか「今あそこの映画館にいけばスターウォーズが見れるよ」みたいな情報を知ることができると、今まで行ったことのないお店や商品との新しい出会いが生まれるのではないでしょうか。』
というようなストーリーを描きました。
▲要素を組み合わせてストーリーにする
▲みんな真剣な顔で取り組んでいます
2. 5分×5回のペアブレスト
1人で作ったストーリーを2人組で話し合い、さらに新しい視点やストーリーを獲得していきます。このペアブレストでは参加者全員で大きな輪をつくって行うので、隣のブレストの声が丸聞こえです。なので、大きな声で話さないと相手に伝わりません。また何度も自分の口からアイデアを話すことで、より伝わりやすいストーリーへと進化していきます。
1つ前のペアブレストで出たアイデアをストーリーに付け加えて話したり、話している途中の相手の質問からアイデアの方向性が大きく変わったり・・・たった5分のブレストの間に目まぐるしくアイデアのブラッシュアップが行われていました。
▲和気あいあいとした雰囲気でとても盛り上がっていました
▲アイデアの説明はとても楽しそうです
3. アイデアスケッチにみんなで投票
ペアブレストで拡げたアイデアをA4のシートに記入していきます。相手からもらった意見や話しているうちに浮かんだアイデアもどんどん書き込んでいきます。
アイデアを紙に書いたらテーブルの上に並べて、気になるアイデアに投票を行いました。イチオシのアイデアには票が集まらないのに、最後に出したぽっとでのアイデアが意外に票を集めた、なんてこともあるのが不思議なところです。ファシリテーターの島田さん曰く、「たくさんアイデアを出せば出すほどよいアイデアが出せるので、後半に出したアイデアの方がいいアイデアになりやすい」らしいです。
この日は投票で12票以上を集めたアイデアをピックアップする流れでしたが、筆者の考えたアイデアは、4票と10票、、、まだまだアイデア出しが足りていないようです。
▲他の人のアイデアに興味深々
▲気に入ったアイデアに星をつけて投票
4. チームを作って発展ブレスト
たくさんの票を集めたアイデアをピックアップし、アイデアに共感する人を集めてチームを作ります。
チームができたら実現しようとしているコミュニケーションが「どうして必要なのか」「どうやって実現するのか」「どうすると面白くなるのか」などの視点で、元のアイデアを発展させつつ、収束させていきます。
アイデアを拡げるのはそこまで難しくないのですが、実際にどういうアウトプットに落としこむかを考えて収束させていくのがなかなか難しいものでした。すべてのアイデアを盛り込むと何も伝わらないものになってしまいます。うまく核となるアイデアをより輝かせるようなアイデアを選び抜き、なんとか短い制限時間の中でまとめきることができました。
▲つくったチームでアイデアを発展中
▲最後にチームごとにブラッシュアップしたアイデアを発表しました
まとめ
普段の仕事の中で「アイデアを出す」と言いつつ、各自の意見を言うだけで、あまり発展的な時間にならずに終わってしまうことが多くありませんか?
「5分のペアブレスト」を繰り返したり、「20分に絞って発展ブレスト」をしたりとアイデアへのフィードバックとその改善を何度もこなすことで、短時間で「自分がほしいアイデア」から「みんながほしいアイデア」へと進化させることができる可能性を感じました。
今回のワークショップは短時間で行ったため、富士ゼロックスにおける事業性がつめきれていない点など、まだまだ改善の余地を残していますが、その一方で今までにない切り口のアイデアも多く生まれました。今後はWemake上でのコミュニケーションでさらなるコンセプトのブラッシュアップを行い「価値あるコミュニケーションを実現する近未来のソリューション」の素敵なコンセプトとして提案されることを楽しみにしています。
富士ゼロックス
富士ゼロックスは創業以来培ってきた「紙の情報を複写する」というビジネスからの進化を図り、お客様がより効果的、効率的に価値創造するためのコミュニケーションを支援する企業として、お客様の経営課題の解決に貢献するソリューション&サービスの提供を進めています。
既存の発想を超えた新しいソリューションを共創する
富士ゼロックスさんは、共創やオープンイノベーションに並々ならぬ情熱を持った会社です。
今回プロジェクトに参加してくださる皆さんに、是非その熱意を画面越しにでも伝えたいと思い、富士ゼロックスの様々な部署から今回のプロジェクトに参加するメンバーに集まっていただきました。
ーー 簡単に皆さんの自己紹介をお願いします。
鎌田
プロダクトマーケティング部という部署で、市場要求の把握をし、企画や開発にインプットをしています。プロダクトアウトからマーケットインの活動をさらに加速させることがミッションです。
大川
群企画部という部署で、新価値を探索し、企画や価値検証を行っています。
プロダクトマーケティング部からのお客様ニーズ等を元に、企画立案や顧客価値検証を通してビジネス可能性を見出し、戦略へ据え付けていくことをミッションとしています。
弊社はさまざまな部門を横断し、「徹底したお客様視点での新たな価値創造」を目指して、お客様との「共創」に取り組んできました。たとえば、お客様に横浜にある「お客様共創ラボラトリー」にお越しいただき、富士ゼロックスの技術やノウハウとコラボしながら、新たな価値創造を実現してきています。
ーー Wemakeを使うにいたった背景はどのようなことでしょうか?
馬場
とはいえ、世の中の環境が劇的に変化していく中、私達も現状のままで満足しているわけにはいきません。富士ゼロックスが、お客様の最良のパートナーであり続けるためには、ギアを上げて、共創活動も加速し続けなければなりません。そんな中で出会ったのがWemakeというサービスでした。
ーー どうして数ある共創サービスのなかでWemakeに決めたのでしょうか?
大川
お話を聞いたときに、一番驚いたのが、「クリエイター」による投稿コンテンツ質の高さです。
この質で、こんな量の投稿が集まるのか!と。また、単なるコンペではなく、テーマ提供者と一緒に創るプロセスが魅力ですね。投稿者や投票者についても、富士ゼロックスがこれまで接点を持っているお客様層以外の層が多く含まれていそうであると。
鎌田
これまでの富士ゼロックスのプロセスとは全然異なります。
これはもしかしたら、今までにない新しいソリューションコンセプトの創発ができるのではないかという期待を持ちました。我々にとってもチャレンジです!
ーー Wemakeに求めていることはなんでしょうか?
島田
今回のプロジェクトでは、ユーザーとの接点を増やすため、対面でのワークショップの機会を増やしました。ほかにも、弊社のやりたいこと、目指すことを理解していただき、プロセス設計も共創させていただいています。チームとして一体となって進めていきたいと思ってます!
ーー 既存の事業策定プロセスには何か問題意識をお持ちだったのでしょうか?
鎌田
やはり限られたリソースのなかでは、大量のアイデアだしとそのブラッシュアップは限定的でした。また、既存の視座や経験に囚われ、今までの発想の枠を超えたアイデアが出にくいということも感じていましたし、そもそも商品化以前のコンセプトを、世の中に広く問うことができる機会は多くありませんでした。
ーー 今回の取り組みで大切にしたいことはなんでしょうか?
大川
お客様や市場の「課題」に徹底的に着目し、富士ゼロックスらしい「解決策」を見つけること。
また、「人と人」だけでなく、「人とモノ」「モノとモノ」「昔と今」など、新しい「価値あるコミュニケーション」を発想&明確化していきたいと思います。
ーー また、このプロジェクトで達成したいことはございますか?
大川
既存の発想を超えた新しいソリューションコンセプトを社員とWemakeコミュニティの共創により創発することですね。
また、このプロセスを通して、これまで接点のなかったお客様との継続的な関係性や富士ゼロックスファンを増やしていきたいと思っています。
ーー Wemakeコミュニティへのメッセージ
鎌田
富士ゼロックスが提供すべき「価値あるコミュニケーション」を、既存事業にとらわれない自由でクリエイティブな発想で明確化した、ワクワクするソリューションコンセプトを共に創りたい。
また、本プロジェクト後に続くビジネス検証以降のフェーズにおいても、協力いただける継続的な関係性が構築できることを期待します。
ーー 最後にひとことお願いします
鎌田
全ての起点はお客様であるべきだと考えています。この活動は従来にない形でお客様とのコミュニケーションを取ることができる一つの方法でもありとても期待しています。世の中を変えるワクワクするようなコンセプトを一緒に作りましょう。
大川
「価値あるコミュニケーション」ってなんだ!?近未来にはいったいなにが起こる!?私達は一体どんな価値を生むことができる!?など、楽しみながら皆様と一緒に考えていければ最高です!
富士ゼロックス
富士ゼロックスは創業以来培ってきた「紙の情報を複写する」というビジネスからの進化を図り、お客様がより効果的、効率的に価値創造するためのコミュニケーションを支援する企業として、お客様の経営課題の解決に貢献するソリューション&サービスの提供を進めています。