ペンで書いた点とデジタル情報を繋ぐ技術(mIDoT)の
活用アイデア
ペンで書いた点とデジタル情報を
繋ぐ技術(mIDoT)の活用アイデア
-
賞金総額
200万円 -
採用点数
3案 -
提案〆切
終了
- 主催:
- NEC
- 募集内容:
- mIDoTの活用アイデア
- 求める方向性:
- mIDoTを使う必然性があるか(バーコードでなく)・価値を生み出しているか・実現性があるかを中心に評価
- 受賞後の扱い:
- 入賞コンセプトは、2018年4月からビジネスプラン検討・試作開発をスタートし、2年以内の事業化を目指す
THEME
募集テーマ
ペンで書いた点とデジタル情報を
繋ぐ技術(mIDoT)の活用アイデア
NEC
大久保 亮介
私たちNECは、日々の社会変化を見据え、今後あるべき技術やソリューションを提供しています。今回はその中でmIDoTを活用したアイデアを募集しています。開発したばかりの新しい技術で、まだまだ活用法に関しては無限大の可能性を秘めています。みなさんと私たちNECで共創をし、一緒に社会に新しい価値を生み出したいと考えています!
mIDoTとは?
mIDoTは、インク内の模様が1つ1つ微細に異なることを利用し、ペンで書いた点を高精度に識別することで、1つの点に対して1つのデジタル情報(ID・文章・音声・動画・URLなど)を紐づけることができる技術です。つまり、mIDoTを使えば、QRコードやバーコードの代わりに、市販のペンで点を書くことで、身の回りのどんなモノにでもその場でデジタル情報を付けることができます。
市販のペンで点を書く
カメラで点を撮影
スマホ経由で点を登録
デジタル情報と紐づけ
mIDoTの使用例
紙に写真・ビデオ
の埋め込み
色紙や本などに点を打ち、写真、ビデオ、音声などを付加できる。
手書きで発行
できる入場証
入口で個人のモノに点を付け入場証に。バーコードを印刷するコストを削減。
スタッフしか
読めない迷子札
迷子札の点を撮影し、スタッフだけが身元を確認。他の人は読み取ることができない。
使い捨てできるカギ
貸別荘などの利用者が事前に自分のモノに点を付け、鍵として登録しておく。鍵の受け渡しが要らず、利用後すぐ点を消せる。
mIDoTの特徴
手書きの点と情報を繋ぐ
インク内の模様が1つ1つ微細に異なることを利用し、市販のペンで点を書くだけで、手軽にデジタル情報(ID・文章・音声・動画・URLなど)を紐づけることができます。
小さくて目立たない
約1mmの点を高精度に識別することができるため、非常に小さいモノでもデジタル情報を付けることができます。また、目立ちにくく邪魔になりません。
どこでも使える
使うのは市販のペン、拡大鏡カメラ、スマホだけなので、持ち運びしやすくどこでも使えます。また、特別な設備や準備がいらないため、導入コストやランニングコストが低いです。
機密情報として扱える
QRコードやバーコードとは異なり、専用のアプリケーションを使い紐付けた情報を読み取るため、他の人からの情報の読み取りを防ぐことができます。またインク内の微細な模様は複写機でコピーできないため、同じ点を作りだすこともできません。
注意すべき点
・小さい点(約1mm)を識別するためには、拡大鏡カメラ(一例)が必要となります。
・手書きの点のため、(バーコードやQRコードと比較して)点の損傷や経年劣化が
起こる可能性があります。これに対し、点を上から覆う、冗長に点を用意する、
などの対策で堅牢性を高めることは可能です。
・点が1mmと小さいため、(バーコードやQRコードと比較して)カメラで
撮影する操作に多少の手間や慣れが必要になります。
・1つずつペンで点を打ち、撮影をするため、(バーコードやQRコードとは異なり)
同じデジタル情報に紐付いた点をまとめて付けられません。
今後の展開可能性
mIDoTでは、小さな点を前提としていますが、今後は点を大きくすることも視野に入れています。この場合、特徴と注意点が以下のように変わります。アイデアを考える際には、こちらも参考にしてください。
■点を大きくした場合(1cm以上)、以下の特徴が表れる
・拡大鏡が不要でスマホ撮影可能
・(QRコードと同様に)簡単にカメラ撮影ができる
・剥がれる可能性が少なくなる
■一方で、新たに以下の注意が必要になる
・小さなものに付けられなくなる
※ 12/22(金)に開催された説明会資料をアップロードしたのでご確認ください。
期待する提案
新たな価値を生み出す
あってもよい提案ではなく、切実な課題を捉えている提案や、今までにない新しい価値を生み出す提案を歓迎します。
実在する課題や欲求
あなたや身の回りの人が経験したこと、もしくは何らかのデータの裏付けを持つような実在する課題や欲求からの提案を歓迎します。
NEC
高木 政志
コンセプト提案をいただく上で、私たちが最も重要視していることは「mIDoTを使う必然性」です。言い換えれば「それならmIDoTじゃなくて、〇〇でいいでしょ」とならないことです。例えば、読み取りだけであればQRコードやバーコードの方が簡単ですが、それでもmIDoTを使ってもらえるコンセプトを求めています。
それには、mIDoTの特徴と注意すべき点をよく理解いただき、それらにうまく合致する利用シーンを考えてみてください(すべての特徴を活かす必要はありません)。質問がある場合にはお気軽にご連絡ください。
みなさまからの素敵な提案を楽しみにしています。
NEC
大久保 亮介
追加情報【重要】
・どんな人のどのような課題にアプローチしますか?
現状ではどんなやり方をしているか、そこでどんなところに困っているかをイメージできるように、できる限り詳細に書いてください。
・具体的にどのような方法で課題を解決しますか? 単に使いどころの提案ではなく、人・モノ・利用シーンを具体的に記述してください。
(単なる使いどころだけだと、大概これまで検討したアイデアと被ってしまうので)
投稿する際には、これらの視点をしっかりと意識してください。 既に投稿されているコンセプトにて、上記の視点が抜けているために良し悪しの判断しづらいものが多くあります。ぜひ、みなさんと良い商品やサービスを作りたいと考えていますので、よろしくお願い致します。
SCHEDULE
スケジュール
初期提案(任意)
2017/12/9(土) ~
1/19(金)
募集テーマをよく読んで、中身を考え抜いたコンセプトを提案してください。企業からフィードバックをもらうにはこの期間内の提案が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
提案〆切
2018/1/28(日) 23:59
主催企業の目に留まるとフィードバックが届くので、それを参考に〆切までに提案のブラッシュアップをしてください。提案はこの期日まで受け付けています。
一次審査
2018/1/29(月) ~
2/12(月)
主催企業による一次審査、及び知的財産権の調査を行い、5~10案のコンセプトに絞り込みます。審査通過者には事前に連絡を差し上げます。
改善
2018/2/13(火) ~
3/15(木)
一次審査を通過したコンセプトの課題やソリューションの仮説検証を行います。また、Wemake上で一緒に改善を行うチームメンバーを募ることができます。
最終審査・結果発表
2018/3月下旬予定
最終審査では、改善したコンセプトを主催企業に対してプレゼンテーションをしていただきます。受賞したコンセプトは、主催企業にて事業化を目指して動き出します。
Wemake運営
大川 浩基
2017/12/9(土) ー2018/1/19(土)の期間に、メーカー担当者の目に止まったコンセプトにフィードバックが行われます。コンセプトの方針が固まったら、作りこむ前に一度提案してみましょう。
メーカー担当者とコミュニケーションを取り、迅速に改善を行うことで、より良いコンセプト仕上がります。また、一次審査を通過するコンセプトの投稿者の方には、2018/2/12(月) 頃に事前確認を行わせていただきます。
※ 年末年始の12/29~1/8にはフィードバックは行われません。
PRIZE
賞
最優秀賞
100万円
チームメンバーに
賞金の20%を分配
優秀賞
50万円
チームメンバーに
賞金の20%を分配
特別賞
50万円
チームメンバーに
賞金の20%を分配
※ 該当作品なしとさせていただく場合がございます。
審査の基準
ターゲットと
課題の設定
どのような人のどのような課題にアプローチしますか?それを解決する必要性を示すデータや、個人的体験を教えてください。
提供価値
どのような価値と体験を提供しますか?お客様にお金を払ってでも選んでいただける価値だと言える仮説がありますか?
実現方法
課題や欲求に対する提供価値を、具体的にどのように実現しますか?
競合優位性
既存の製品や、課題に対する既存の解決策とくらべても大きな価値がありますか?
MEMBER
メンバー紹介
INFO
補足情報
賞金及び決定プロセスについて
賞金
最優秀賞:100万円(1点)
優秀賞: 50万円(1点)
特別賞: 30万円(1点)
※ 「該当作品なし」とさせていただく場合がございます。
※ 賞金は源泉税、復興特別所得税などの税金を控除した金額をお支払いします。
分配
入賞したコンセプトの投稿者に賞金額の80%を、開発に参加したチームメンバーに賞金額の20%を分配します。また、チームメンバーが複数人いる場合には、賞金額の20%を均等分配します。
ex. 投稿者1名、チームメンバー2名のチームにて最優秀賞を獲得した場合
→ 投稿者:80万円、チームメンバー:10万円ずつ
※ チームメンバーとは、コンセプト改善に進んだコンセプトに対して、参加申請を行い承認された方を指します。
※ チームメンバーが0人の場合でも、投稿者への賞金額は80%のままとします。
※ 万が一、チームメンバーの資格を得たにもかかわず、コンセプト改善活動に参加していないと主催メーカーが判断した場合には、分配金を受け取る資格を喪失するものとします。
賞金の決定プロセス
ステップ1. NECの本プロジェクトチームによる審査 10案まで絞り込み 2018/1/29(月) -2/6(火)
ステップ2. NECの経営会議にて決裁 最大3案決定 2018/3/17(土)
事業化プロセス
1. 受賞コンセプトの社内共有(1ヶ月)
2. 実現可能性・ビジネス性検証(6ヶ月)
3. 試作開発・検証(6ヶ月)
4. 製品開発(6ヶ月~)
応募規約(権利の扱い)
- 本プロジェクトにおいて、利用規約に規定する条件から変更された条件について以下に記載しています。本プロジェクトにおいて、投稿していただく場合は、利用規約の内容、本プロジェクトの募集要項の内容及び本特記事項の内容にあらかじめ同意していただく必要があります。
- 応募時点で全く同一または一部共通点のある企画、開発がプロジェクト主催企業及び関連会社で進行中の場合があることを了承ください。製品化とならなかった応募コンセプトにプロジェクト主催企業及び関連会社で企画又は開発した技術、アイデア又は意匠と同一のものが含まれている場合がございます。この場合、プロジェクト主催企業及び関連会社は自己の企画、開発の実施および事業化や、知的財産権の取得に制約を受けないものとします。以上に懸念がある場合は、応募をご遠慮ください。
- ユーザーが投稿したコンセプト(以下「投稿コンセプト」といいます。)の製品化が決定した場合、利用規約の定めに関わらず、当該コンセプトの製品化に必要な知的財産権は主催企業に移転及び帰属するものとし、ユーザーはあらかじめこのことを承諾します。この場合、当該知的財産権は、プロジェクトの募集要項に定めた賞金の引渡しをもって、ユーザーの新たな意思表示を必要とすることなく、プロジェクト主催企業に帰属します。
- ユーザーは、製品化が決定した投稿コンセプトに対する著作者人格権又は実演家人格権を有する場合においても、プロジェクト主催企業、同企業が指定する者及びプロジェクト主催企業から正当に権利を取得した第三者に対し、これらを行使しないものとします。
- 事前審査の段階で、プロジェクト主催企業が投稿コンセプトに関する知的財産権を取得する場合があります。この場合における知的財産権を受ける権利をプロジェクト主催企業に帰属させることの対価については、当該コンセプトの製品化が決定した場合、募集要項に定めた賞金をもって充てるものとしますが、当該コンセプトの製品化が決定しなかった場合、募集要綱に定めた賞金の額を上限として、投稿コンセプトのユーザーとプロジェクト主催企業の間で別途書面によって定めるものとします。
- 入賞せず、かつ事前審査の段階で知的財産権の取得も行わなかったコンセプトを、その後あらためて製品化の対象とする場合、募集要項に定める特別賞に相当する対価の支払いをもって、投稿コンテンツに関する特許、実用新案、意匠、商標、著作権(著作権法第27条及び第28条所定の権利を含む)等の知的財産権はプロジェクト主催企業に移転及び帰属するものとし、ユーザーはあらかじめこのことを承諾します。(ただし賞金の支払い義務が生じるのは、本プロジェクトを主催する事業イノベーション戦略本部が存続している期間のみとします)
- 投稿コンセプトが、オリジナルに制作されたものであること及びそれらのコンテンツが第三者の所有権、著作権、産業財産権、肖像権及びその他一切の権利を侵害しないことを主催企業に対して保証するものとします。
- 投稿コンセプトが、オリジナルでない、もしくは第三者の知的財産権の侵害となる場合(投稿後に侵害となった場合を含む)は、受賞結果発表後であっても受賞を取り消す場合があります。
- プロジェクトは、改善フェーズで終了するものとし、利用規約中の第1条の一部、第14条第1項の一部、第21条第1項の一部、第23条第3項の一部、第14条第7項、第21条第3項その他の販売益の還元/収益の分配に関する規定および第14条第3項、第19条、第20条その他の開発フェーズ以降(賞金に関する事項を除く)に関する規定は、本プロジェクトには適用されないものとします。
ENTRY
提案
みなさまの提案をお待ちしております
審査基準をよく読んだうえで、以下の情報を準備し、Wemake上の投稿フォームからご提案ください。
・コンセプトの画像1~10枚程度(CG/写真/スケッチなど)
・コンセプトの説明(タイトル・課題や欲求・ソリューションと提供価値・詳細説明)
主催企業
NEC
NECグループは、情報通信技術を用いて、社会に不可欠なインフラシステム・サービスを高度化する「社会ソリューション事業」に注力しています。この事業活動を通じ、人が豊かに生きるための「安全」、「安心」、「効率」そして「公平」という価値に基づく、「人と地球にやさしい情報社会」を全てのステークホルダーと協奏し作り上げていきます。