未来の日常をつくる<br>新しいパッケージングとサービス

2020/11/6(金)
プロジェクトへの質問と主催企業からの回答

皆様からいただいた質問に対するDIC株式会社からの回答を共有いたします。 ぜひ、コンセプト提案のご参考にしてください!

質問と回答一の覧

Q1. 「プロジェクト説明資料」の中で、P.6から記載のある「パッケージングを構成する4素材」の「食品パッケージの層構成」が フィルム、 コート剤、 インキ、 接着剤、 フィルム、 となっていますが、これは実際に食品パッケージフィルムの断面がこのような配置になっているということでしょうか?

A1. 説明資料に記載の層構成は、4素材が使用されていることを強調しているイメージのため実際の層構成とは異なります。実際には、食品の用途や求められる性能によって層構成は異なります。代表的な層構成には、「フィルム / コート / インキ / 接着剤 / フィルム」が多いです。他には「インキ / フィルム」の層構成もございます。

Q2. Q1の通りであるとすると、コート剤は何を(フィルム?インキ?)コートしているのでしょうか?

A2. コート剤はフィルムとインキの密着性を向上させる役割を担っており、一般的にはフィルム基材に塗布して使用します。他にも金属とフィルム基材間の密着性を向上させ耐場合にも使用します。

Q3. Q1 の通りであるとすると、接着剤は何を接着しているのでしょうか? (袋にするためか?とも考えましたが、そうなると一番外側に接着剤がないとおかしい?しかも部分的に?)

A3. はい。食品の軟質パッケージにおける接着剤は主に異なる素材のフィルムとフィルムを接着しております。

Q4. 「印刷分野の技術」と言われると、インキのような顔料のみをイメージしてしまいました。 しかし、そのインキをつける素材(例えばフィルムのような母材)自体の開発もされているという解釈で合っておりますでしょうか。

A4. はい。当社は印刷分野の技術であるインキや顔料の開発のみならず、インキを塗布する基材や基材の密着・接着性を良化するコート剤・接着剤自信に開発も行っております。フィルムに関しては、簡単に綺麗に空けられる食品用途のパッケージフィルムの開発など行っております。

Q5. 一定波長 特に不可視光のみ反射する (一定波長を当てられると発光する)素材等ありますでしょうか?それを前提とした提案を考えております。

A5. そのような素材を当社で持ち合わせているか各部門に確認中です。なお、未来のパッケージングなので現時点で当社が持ち合わせているかどうかは一旦考えなくて良いです。先ずは皆さまの豊かなアイデアをご提案してください!

Q6 PPSコンパウンドを割り箸状にした場合、割り箸とどちらが折れやすいですか?(どのぐらい丈夫ですか?)また、食品を包むことは可能ですか?

A6. 一般的な割り箸よりPPSの方が圧倒的に折れにくいです。弊社の社員食堂でもPPS製の箸を使用しておりますが、耐久性はとても優れています。特長は、耐薬品・耐熱性なので、高温食洗器にかけても表面が劣化することはないです。皆さなの豊かなアイデアをご提案ください!

Q7. 今、印刷加工メーカーが果たしている役割を教えてください!その役割を代替できるソリューションが無いと、印刷加工メーカー抜きのビジネスは実現できないのでしょうか?

A7. 包装業界における印刷加工メーカーの役割は、インキ、接着剤、コート剤をフィルム上に塗布・貼合・裁断し、包装印刷物を製造することです。これらの役割を代替するソリューションでの提案でも、従来とは異なる新たな使用法や役割のソリューションを提案いただいても構いません。

Q8 印刷加工メーカー抜きで一般消費財メーカーや他業種と直接繋がるためには、どういった要素を備えたビジネスプランである必要がありますか?

A8, 商流上における印刷メーカーの有無は問いません。期待する提案・採用できない提案の内容に沿った一般消費財メーカーや他業種と継続的に繋がる有形・無形のサービスや商品をご提案ください。

Q9. パッケージング素材の機能の説明がありますが、既存技術を活用する必要性はどれだけありますか?

A9. 既存技術を活用する必要性はございません。既存・新技術の何れを活用しても構いません。

Q10. 食品の包装と小ネジの包装では全く違うのでは、と思っております。書いていないので自由な発想を求めているのでしょうが、パッケージとは店頭に並ぶような雑貨や食品が中身と考えていいのでしょうか?

A10. 食品包装用途に限らず、自由にご提案ください。今の食料品のパッケージの延長は求めておりません(色を変えるなど包装デザインレベルでの延長)。

Q11. パッケージング”が関わる領域がとても幅広いので、3〜10年先の未来シナリオやユーザーも含めて、どの辺りの業界や領域に着目するのがいいか悩んでいます。 過去DICが取り組んで撤退した領域や、採用されにくい領域などありますか?また期待する領域があれば教えてください。

A11. 業界・領域は自由にご提案ください。但し、今の⾷料品のパッケージの延⻑は求めておりません(色を変えるなど包装デザインレベルでの延長)。

回答一覧は以上です。