最優秀賞
未公開
普段使いできる非常トイレ
アトリエそら
投稿者
清水 覚
チームメンバー
門倉 麻実
チームメンバー
審査講評
本コンセプトは、災害時にトイレが見つからずに困る個人と、トイレを設置する施設の双方の課題を深く洞察する必要がある難易度の高いものでした。インタビューやアンケートを通じて、両者の課題に対する理解を深めた発表をしていただきました。
また、備蓄品としてのトイレは保管スペースを要するという課題に対し、本提案では「他用途で普段使いできる」という工夫を取り入れることで、導入の障壁を下げた点が評価されました。さらに、女性の視点を反映した設計となっており、社内でも大きな反響を呼んだコンセプトでした。
優秀賞
未公開
電池発火リスクを未然に防ぐ検知システム
しげ3
投稿者
鬼頭雅和
チームメンバー
上澤進介
チームメンバー
田野倉
チームメンバー
審査講評
本コンセプトは、社会課題としての意義が高く、時宜を得たものでした。ヒアリングを通じて、清掃工場や再処理施設の具体的なニーズが明確になり、導入の可能性が感じられる点が評価されました。
特に、リチウムイオン電池による火災発生プロセスに着目し、弊社がこれまで貢献できていなかった工程を明確にした点が印象的でした。これにより、作業者に新たな安全と安心を提供できる可能性があることを高く評価させていただきました。
特別賞
未公開
防災教育コンテンツ提供ビジネス
TAKEBON
投稿者
Watanabe
チームメンバー
審査講評
本コンセプトは、防災教育の革新を促し、既存の防災VR事業や能美の取り組みと高い親和性を持つ点が魅力的です。VRや生成AIの活用により、防災を自分ごと化する新たなアプローチが期待されます。特に、体験者の声を活かしたコンテンツ拡充の発想は素晴らしく、幅広い層への普及が見込めます。収益性やターゲット市場の明確化が進めば、さらに大きな価値を生み出す可能性が高く、事業化に向けた具体的な検証が望まれます。
特別賞
未公開
アウトドア向けCOセンサー
小林大洋
投稿者
yokoo
チームメンバー
八木瞭
チームメンバー
taikan hoshino
チームメンバー
審査講評
本コンセプトは、市場の成長が期待される分野であり、新たなライフスタイルやアウトドア活動のニーズに応える可能性を持つ提案でした。当日の発表も論理的な構成と具体的なデータを用いた説明がなされており、説得力のあるプレゼンテーションとして評価させていただきました。
特に、COセンサを活用した安全対策と快適性の両立という視点は、これまでのアウトドア市場では十分に検討されてこなかった分野であり、審査員からも新鮮なアイデアとして受け止められました。
今後、実証実験を通じて実用性を確立し、具体的な市場導入に向けたステップを踏むことで、より実現性の高いプロダクトへと成長することを期待しています。
特別賞
未公開
地域の互助・共助を高める水耕栽培プロジェクト
harabwx
投稿者
大西 拓
チームメンバー
審査講評
本コンセプトは、互助・共助を高めることで地域の防災力を高める提案であり、地域コミュニティの希薄化という社会課題の解決に挑戦した点が評価されました。また、自治体、地域住民の課題を水耕栽培で解決するという斬新なソリューションが審査員の注目を集めました。
社会への貢献度が高いコンセプトであり、かつ能美防災の本業から離れているまさに新規事業なので、事業化へ挑戦したいコンセプトです。
総評
この度は、能美防災主催「『安全・安心を支える』防災メーカーの未来共創プロジェクト」に、多くのご提案をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
今回のような公募型のオープンイノベーション形式による新規事業開発は、私たち能美防災にとって初めての試みでした。また、募集コンセプトが幅広かったことから、コンセプトの検討が難しいのではないかという不安もありました。
蓋を開けてみれば、皆さまから200件を超えるコンセプトをご提案頂きました。社内で検討したコンセプトとは異なり、様々なバックグラウンドを持った方々のユニークなコンセプトが多数ありました。
当社役員と事務局により審議を行い、10案を一次通過、9案を改善フェーズへと進めさせていただきました。当社の事務局やメンターもチーム内に入り、ファイナリストやチームメンバーから大いに刺激を受けながら、約4か月間共にコンセプトをブラッシュアップして参りました。
最終審議会では当社の全役員16名が審査員となり、入賞作を選出させて頂きました。大変良いコンセプトが多く、選考に非常に悩んだ結果、当初の予定より入賞枠を5つに増やし、入賞作を選出させて頂きました。
みなさまのおかげで質の高いコンセプトを共に創り上げることができましたこと、改めまして本プロジェクトにご協力を頂いた全ての方に、厚く御礼を申し上げます。
今後は入賞作について、事業化に結び付けられるよう検討を進めて参ります。今後ともよろしくお願いいたします。